熱意と創造力で未来を拓く!「第二回顧みられない熱帯病コンテスト」受賞作品公開
熱意と創造力で未来を拓く! 生徒・学生が想いやアイデアを発表。2月X日より開催レポートを公開。
世界16億人以上に影響を与えている顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseaes: NTDs)※1の認知度拡大・政策提言活動を行っている一般社団法人NTDs Youthの会(事務所:福岡市博多区、代表理事:轟木亮太)は世界NTDの日・実行委員会事務局として「第二回顧みられない熱帯病コンテスト」の受賞者を発表したことをお知らせします。
NTDsとは世界保健機関(WHO)が定義する21の疾患群で、主に熱帯地域の貧困層を中心に現在も16億もの人々が感染のリスクにさられています。具体的な疾患として、狂犬病やハンセン病、デング熱などが含まれています。NTDsの制圧は持続可能な開発目標のTaget3.3「2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。」と定められているように、地球や人類のより良い未来を作るためには制圧が欠かせず、世界が一体となって対策を促進する必要があります。
■ コンテスト概要
世界NTDの日(1月30日)の連動企画として開催された本コンテストは中学生から大学院生までの生徒・学生を対象とし、個人もしくは4名までのチームで参加を条件としました。応募部門として「A部門:NTDsを分かりやすく伝える 〜NTDsって知っている?〜」と「B部門:私たちができることを考える部門 〜NTDsを制圧するために〜」の二つの部門を設け、作品を広く募集しました。
■ 応募結果
応募総数はA部門は24チーム(33名)、B部門は11チーム(23名)でした。応募者の中で最も多かったのが、高校生のチームでどちらも全体の約5割を占めました。また、応募者の約6割がこのコンテストで初めてNTDsを知った生徒・学生でした。これらの応募者の中から、世界NTDの日・日本実行委員会による一次選考を通過した6チーム(11名)、6チーム(9名)が最終選考へ進みました。
■ 最終選考会
最終選考は2025年1月11日(土)に東京大学山上会館(東京都文京区)にて行われ、官民学と様々な立場からNTDsに関わる6名の最終審査委員による選考を経て、受賞作品が決定されました。
〈最終審査委員〉(※50音順)
- 大畑 美菜氏(GHIT Fund ブランドコミュニケーション シニアマネージャー)
- 岡田 岳大氏(厚生労働省 大臣官房国際課 国際保健・協力室 課長補佐)
- 三條場 千寿氏(東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用免疫学教室 准教授)
- 竹下 由佳氏(朝日新聞 with Planet 編集長)
- 富田 明澄氏(NTDs Youthの会 コンテスト事業部 部長)
- 藤井 泉氏(日本製薬工業協会 NTDグループ/アステラス製薬 サステナビリティ部 マラリア・プラジカンテルプロジェクト担当)
最終審査会の様子=2024年1月28日、東京大学山上会館(東京都文京区)、千葉大輝氏撮影
最終審査会で発表するGHIT賞受賞チーム=2024年1月28日、東京大学山上会館(東京都文京区)、千葉大輝氏撮影
最終審査会で質問をする厚生労働省の岡田岳大氏=2024年1月28日、東京大学山上会館(東京都文京区)、千葉大輝氏撮影
■ 表彰式(世界NTDの日)
2024年1月30日の世界NTDの日にオンラインで行われた表彰式では受賞したチームの代表者へ賞状が授与されました。授賞式の様子を3月1日より配信を開始しました。(視聴はこちら)。受賞者からは「これからも視野を広く持ち私たちにできることをしていきたい。」や「NTDsに含まれる疾患は聞いたことがあったが、NTDsの枠組みを知らない人も多く友人へ知ってもらうことを続けたい。」などコメントがありました。
■ 最優秀賞 受賞作品紹介
A部門最優秀作品

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B部門最優秀作品

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事業内容
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A部門 最優秀賞
受賞したのは大分大学医学部医学科5年の牧 功大氏。西郷隆盛が感染したとされるリンパ系フィラリア症を切り口としてNTDsに対して分かりやすい動画を発表しました。テンポの良い動画で、視聴者を飽きさせない構成が評価されました。
チームについて
自分がこの分野でのエキスパートになれたのは、皆の助けがあったからこそです。それが志を同じにする仲間たちと、情熱とスキルをもって新しいムーブメントを生み出す仕事に携わる理由です。
最後に
NTDsをはじめとする国際保健分野では、"自分ごと"として考える機会の少なさが課題の一つです。しかし、本コンテストを通して、この顧みられていない課題について応募者が悩み、考え、発表することを通して、"自分ごと"として行動できたとの声が多くありました。また、応募者が自主的に調べ、分かりやすく伝える機会を通して学びを深められたようです。
私たち、NTDs Youthの会は16億人の人々が影響を受けているNTDsの制圧の重要性を伝え、"自分ごと"として取り組む人々を増やすことが目指します。今後も、国内外のNTDsに取り組む組織と共にNTDsの制圧に向けて取り組んでいきます。
■ 2024年「第一回 顧みられない熱帯病 学生コンテスト」組織体制
- 主催:世界NTDの日・日本実行委員会
- 幹事:一般社団法人NTDs Youthの会
- 構成団体:長崎大学熱帯医学研究所/日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)、日本製薬工業協会、特定非営利活動法人SDGs・プロミス・ジャパン(SPJ)、一般社団法人NTDs Youthの会、特定非営利活動法人 DNDi Japan、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、特定非営利活動法人 日本医療政策機構(HGPI)、一般社団法人日本熱帯医学会学生部会(J-Trops)、日本国際保健医療学会学生部会(jagh-s)、GR Japan株式会社、日本獣医学生協会(JAVS)、AMSA Japan、臨床検査技師学生団体SOLS、学生団体メドキャリ
- 協賛:公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)、日本製薬工業協会、GR Japan株式会社